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[ニュース]2017.1.7
「K-1 WORLD GP」2.25代々木 王者・卜部弘嵩、苦難の1年を経て防衛戦で強さを見せる!「ベルトをかけて大雅選手と戦うことが男としての筋。今はとにかく負けたくない」
    
 2017年2月25日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜初代ライト級王座決定トーナメント〜」。スーパー・フェザー級タイトルマッチで挑戦者・大雅と対戦する王者・卜部弘嵩のインタビューを公開!
――昨年9月のスーパーフェザー級世界最強決定トーナメントは準決勝敗退(大雅に判定負け)という悔しい結果に終わりました。引嵩選手にとってはどんなトーナメントでしたか?

「スーパー・フェザー級のチャンピオンとして臨んだトーナメントで、チャンピオンとして優勝したかったですけど、結果的には優勝できませんでした。今はもう気持ちを切り替えて、防衛戦ではしっかり強さを見せなければいけないなと思っています」

――引嵩選手としてはトーナメントが終わってから気持ちを切り替えて防衛戦に照準を絞っていたのですか?

「そうですね。あまり気持ちが落ち込んだりはなかったです。次に向けて(気持ちを)切り替えて、どこを修正しなければいけないのかをよく考えて、練習をやっていました」

――2016年は厳しい試合が続きましたが、この1年で分かったこと・気づいたことは何ですか?

「昨年は技術面であったり、試合に臨むまでの減量方法や調整方法だったり、色々と見直さなきゃいけないことはありましたね」

――色々と上手くいかなかった部分もあったのでしょうか?

「どうなんでしょうね…あとは気持ちの問題かなと思っています。スーパー・フェザー級のベルトを獲ってから、どのように気持ちを作って、どのように試合に臨むかが、今年は難しかったのかもしれないですね」

――本来であればスーパー・フェザー級世界最強決定トーナメントを優勝した卜部功也選手の挑戦を受けることになっていましたが、功也選手が階級転向のために挑戦を辞退しました。そこで引嵩選手が大雅選手を挑戦者に指名し、今回の防衛戦が決まったわけですが、大雅選手を指名した理由を聞かせてください。

「僕としては直近の試合で負けたばっかりだし、タイトルをかけてもう一回戦うことが、選手として、男としての筋かなと思いました」

――前回の大雅選手との試合を振り返ってみて、どんな印象を感じていますか?

「試合内容のことで言うと速いなって感じでしたね」

――今回はワンマッチ形式でのタイトルマッチですが、どんな試合にしたいと思っていますか?

「チャンピオンは僕なので、試合であったり、試合までの過程だったり、チャンピオンが盛り上げていくべきだと思っています。挑戦者は挑戦するだけで、あとは戦うだけでいいですけど、自分はそれ以上のものを見せていかなければいけない。そういう意味では色々と考えることもあります」

――過去の引嵩選手の試合を振り返ると、タイトルがかかった試合になると普段以上の力が出ているように思います。

「タイトルマッチや防衛戦は本当に負けたくないという気持ちが出ます。なので今はとにかく負けたくないです」

――対戦カード発表会見でも『王者になれる選手となれない選手がいる。自分はなる人間で、大雅選手はなれない人間だ』という発言もありました。それは引嵩選手がキャリアを重ねてきて、見てきたことや感じてきたことですか?

「はい。僕も50戦ほど戦っていて、キャリアももうすぐ10年になるんですけど、大体分かるんですよね。選手の顔を見れば(ベルトを)獲る選手と獲らない選手の差が分かります。これは単純に強い弱いだけの話じゃなくて、持っているか持っていないかの差です。周りにも『この選手は多分(ベルトを)獲れないだろうな』と思う選手も結構いるし、ベルトを獲れる選手と獲れない選手は本当にいるんですよ」

――では次の防衛戦では『チャンピオンはこういうものだ』というところをしっかり見せたいですか?

「はい。僕は、それ(チャンピオン)に相応しい選手だと思っているので、防衛戦ではそれをしっかり見せたいなと思います」

――弘嵩選手はスーパー・フェザー級タイトルを獲ってからは、厳しい試合が続いています。初防衛戦を楽しみにしているファンのみなさん、そして強い引嵩選手の試合を見たいファンの皆さんへ一言お願いできますか?

「今までの良い状態に戻すのではなく、良い状態に戻すのは当たり前だと思いますし、さらにその上のステップに持っていかなければいけないと思っています。そういうモチベーションを持っている中、防衛戦が決まって、自分としてはいいタイミングかなと思っています。あとは功也があのような勝ち方(1RKO)をしているので、兄貴の僕がもっといい勝ち方しなければいけないかなと思っているので、皆さん期待していてください」

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