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[ニュース]2017.1.9
「K-1 WORLD GP」2.25代々木 松倉信太郎、腕が折れてもアバラが折れても勝つ!「これは俺と日菜太選手の喧嘩。ずっとK-1で戦ってきた自分が正しかったことを証明する」
    
 2017年2月25日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜初代ライト級王座決定トーナメント〜」。スーパーファイト出場選手インタビュー第1弾は日菜太と対戦する松倉信太郎だ。
――今回、自ら望んで日菜太選手と戦いたいという直訴があったとのことでしたが、なぜ日菜太選手と戦いたいと思ったのですか?

「日菜太選手がK-1に参戦することなって、『誰でもかかってこい!』みたいなスタンスの発言をしていて、もちろん日菜太選手が強いことも分かるし、実績があることも分かります。なので、そういう発言が出てきてもしょうがないなとは思うんですけど、それはK-1での実績ではなくて、違う所でやってきたことだと思うんですよ。

 俺はK-1以外で起きたことを認めない訳ではないけど、そこはあまりよく分かりません。だからああやっていきなり土足で上がってくるようなものの言い方をされるのは、正直、不快でした。-70kgだったら自分がK-1・Krushで1番若いと思うし、若い選手は日菜太選手みたいに外から来た人間と戦う役目もあると思って、日菜太選手と戦わせて欲しいと話をさせてもらいました。」

――ずばり日菜太選手がやってきたことと松倉選手が自分たちとやってきたことは全く違う選手という捉え方ですか?

「日菜太選手はSNSでも、K-1に出場したくてK-1が好きだからこその裏返しかもしれないですけど、K-1のことを悪く言ってたこともあるし、実力があるからこそかもしれないけど、色んな団体でも試合をしている。例えばK-1やKrushで戦っている選手は、もし新しい団体ができたり、盛り上がっている団体があったとしても、安易にそういう団体に出場したいと言わないと思うし、出場したいとも思わないはず。K-1の選手はK-1で輝きたいという強い気持ちで戦っているんですよ。

 でも日菜太選手は、勝手なイメージかもしれないけど、上を目指して大きい舞台や目立つ舞台に行く気持ちが強いんだろうなと思うし、一貫性がないように見えるんです。そういう部分でもずっとK-1×Krushでやってきた自分と、色んな団体を渡り歩いてきた日菜太選手は相容れない考えだなと思います。もちろん日菜太選手の考えを応援している人も多いと思うし、日菜太選手もそれが正しいと思って、ここまでやってきたと思います。ただ俺が思っている正義と日菜太選手の正義は違うものなので、この試合に勝って俺の正義が正しかったということを証明したいと思っています」

――今まで松倉選手が戦ってきた中で、ここまで自分のプライドをかけて戦うことは初めてですか?

「初めてです。これも勝手な考えかもしれないですけど、今回の日菜太選手との対戦は“喧嘩”だと思っています。今回、K-1さんに日菜太選手と戦わせてほしいと伝えて了承を貰った時点で『松倉任せたぞ!』ってことだと自分では思っています。俺は喧嘩は絶対に負けたくないので…いつもとは感覚が違いますね」

――松倉選手としては今のK-1ファイターたちが体を張って創ってきた舞台にいきなりやって来て、おいしいとこ取りするんじゃねえよ!という気持ちもありますか?

「はい。会見でも日菜太選手は『昔のK-1が〜』みたいな話や『昔のK-1のように戻った方がいい』という話をしてますけど、俺たちは俺たちの手で新しいK-1を創り上げて、新しいK-1で上を目指したいと思って、みんな覚悟を持って試合をしているんです。そしてそれをファンの人たちに支えてもらって、プロモーターのみなさんに戦える場所を与えてもらって、ここまで来ました。

 そこで俺が日菜太選手に負けるというのは、他のK-1×Krushで未来を見て戦っている選手に対しても失礼なことだなと思っています。俺の勝手な考えだけど、もしかしたら日菜太選手はK-1以外に自分が輝ける団体が出てきたら、その団体に行っちゃうと思うんですよ。でも俺たち、少なくとも俺はそれでもK-1×Krushで戦い続けます。だから………日菜太選手には死んでも負けたくないですね」

――対戦発表会見でも『刺し違えても勝つ』という発言がありました。相手がどんな選手だろうがどのくらい強かろうが勝つのは自分だという気持ちですか?

「選手として日菜太選手のことを尊敬しているし、凄く強いと思うんですけど…格闘技は最後は気持ちだと思います。会見でも言いましたが、刺し違えても勝つという気持ちは本気です。日菜太選手はミドルキックも強いし、ハイキックも蹴れるし、三日月蹴りも蹴れるけど、俺は腕が折れても、アバラの骨が折れても、どんなことが起こっても、最後に勝つの俺だと信じてます。2月25日は何があっても勝ちます」

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