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[ニュース]2017.1.10
「K-1 WORLD GP」2.25代々木 日菜太、日本人相手につまずいてはいられない!「K-1を離れている間にやってきたことにプライドがある。松倉選手が僕に勝つには3年早い」
    
 2017年2月25日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜初代ライト級王座決定トーナメント〜」。スーパーファイト出場選手インタビュー第2弾は松倉信太郎と対戦する日菜太だ。
――改めて今回K-1参戦を決意した理由を聞かせてもらえますか?

「正直なところ、僕自身、2017年の夏頃を目途に自分の格闘技人生を考えようと思いました。それまでに自分には達成したい目標もあったんですけど、その中で『もし今の自分がK-1に出たら燃えられるんじゃないか?』と思うようになったんです。僕はあまりこういうことを言わないのですが、僕はK-1MAX時代にK-1のベルトを獲ることが出来なくて、改めてK-1のベルトが欲しいという想いも出てきて…。そのくらい僕にとってK-1は大きなものだし、残された格闘技人生の中でK-1のベルトを獲りたい
と思うようになりました」

――日菜太選手は大学時代にK-1MAXに参戦して、そこで格闘技に身をささげようと思ったんですよね。

「はい。当時、自分もやっとK-1MAXという大舞台・大会場で試合できるようになって『このままプロとしてこういう舞台で戦っていくんだ!』と思っていたんです。その矢先にK-1MAXそのものが活動休止状態になってしまって…。僕自身は試合を続けていたのですが、会場まで応援に来てくれるような人たち以外からは『日菜太ってまだ試合しているの?』と聞かれることもあって、それが本当に悔しかったです」

――そういった中で2014年11月からK-1が新体制で活動をスタートしました。これまで日菜太選手はK-1とは接点がない状況でしたが、新生K-1をどういう目で見ていましたか?

「実は2015年7月の初代-70kg王座決定トーナメントをチケットを買ってお客さん目線で見に行ったんです。その時にファンの方たちに『日菜太選手はなんでK-1に出ないんですか?』と声をかけられて。そういうこともあってK-1に出たいという気持ちがありました。もし(K-1に)挑戦してダメだったらしょうがないけど、もしK-1に挑戦しないまま引退したら絶対に後悔するなって。だから僕はK-1に出ることを決意したし、どうしてもK-1のベルトを獲りたいです」

――日菜太選手が戦うスーパー・ウェルター級は日本人選手の苦戦が続いています。その状況をどう見ていますか?

「ずばり日本人が外国人に勝てないですね。ただ僕はK-1から離れている間にアルバート・クラウスやアルトゥール・キシェンコに勝ってきたし、他にも強豪外国人選手たちを倒してきました。今のK-1に出ている日本人選手はそういう相手に勝てるのか?と。僕はK-1の外国人選手たちにも勝つ自信があるし、スーパー・ウェルター級の現状を変えられるという自信もあります。ただどれだけ自信があっても、それを実行して結果を出さない限り、人を納得させることが出来ません。だから早くK-1で試合をして、僕の試合をファンのみなさんに見てほしいですね」

――「自分が勝てなかったらスーパー・ウェルター級で誰が勝てるんだ?」という想いもありますか?

「はい。僕が通用しなかったら70kg(スーパー・ウェルター級)は終わりだと思います。70kgの今後は僕にかかっていると思います」

――そして今大会では松倉選手との対戦になりました。この試合は松倉選手から日菜太選手に対戦したいというアピールがあり、それがきっかけで決まった一戦です。カード発表会見では松倉選手から「自分と日菜太選手の正義は違う。勝って自分の正義を証明する」といった言葉もありました。率直にどんな心境ですか?

「僕はK-1から一度離れて戻ってきたわけですが、K-1で育ってきた選手と試合することになったんだな、と。会見で松倉選手は『俺たちは新しいK-1を創るために戦っている』と話していて、それだけ自分がやっていることにプライドを持っているんだなと思ったし、僕は僕でK-1を離れている間に自分がやってきたことにプライドを持っています。そういう2人が戦うことになって、僕自身も楽しみです」

――K-1から離れている間、松倉選手の試合は気にしていましたか?

「そうですね。最近は中国で試合をして勝っているイメージが強いです。ファイターとしてはフィジカルの強さが彼の持ち味で、あとはパンチも重そうですね。ただ対戦カード発表会見でも言った通り、僕に勝つには3年早いです。そのくらい差を見せて勝ちたいですね」

――K-1から離れていた時期こそありますが、日菜太選手にもこれまで強豪外国人選手に勝ってきた自負はありますよね。

「松倉選手もこの試合にかける想いは強いだろうけど、僕が今まで積み上げてきた想いや積み上げてきた練習は圧倒的に勝っていると思います。それも含めて“3年早い”なんですよね。もちろん勝負は何が起こるか分からないけど、ここで日菜太が負けっちゃったら、これほどつまらないことはないでしょう。僕にはK-1で成し遂げたい目標がたくさんあるし、その一つがK-1で東京ドームのリングに立つことです。そのためにも僕は負けられないし、僕が勝ち続けなければ達成しないストーリーだと思います」

――スーパー・ウェルター級のベルトを目標にしている以上、日本人相手につまづいてはいられない、と。

「はい。僕は70kgの日本人選手には負ける気がしません。松倉選手は刺し違えてでも勝つと言っていますが、僕も何が何でも勝ちますよ。そのくらいハングリーになってますから」

――日菜太選手の試合を初めて見る人たちに自分のどんなところを見てもらいたいですか?

「僕の武器は蹴りです。バッチバチに蹴りたいです。僕の蹴りが一発当たっただけでも会場を沸かせたいし、ビッグインパクトを残したいです」

――それでは最後に日菜太選手の試合を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをお願いします。

「ファンの人も楽しみなカードだと思いますが、僕自身がK-1で戦うことを楽しみにしています。そんなワクワクして戦う僕をぜひ会場まで見に来てください」

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