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乃木坂46の写真集が大ヒットするワケ 白石麻衣さんは異例の20万部超 衛藤美彩さん早くも10万部

“女性目線”が大事

 女性目線というキーワードもポイントだ。女性タレントの写真集は男性が購買層の9割を占めるが、「パスポート」は3割を女性が占める。女性も購入していることが好調な売れ行きを牽引(けんいん)しているとみられる。別の出版関係者は、「白石さんのメークや服装を参考にしている若い女性は多い」と指摘する。

 オリコンが昨年12月に発表した推定販売 部数に基づく年間ランキングによると、昨年の売れ筋のトレンドは「女性目線も意識した写真集の同時発売」。その代表例が、女優の深田恭子さん(34)が同時発売した「AKUA」と、「This is Me」(いずれも集英社、2300円+税)だ。

 「AKUA」のほうは、従来通りの男性目線で鑑賞する写真集。一方の「This is Me」は、美肌など美容の視点に重きを置いた写真を集めたもので、いわば「女性向けグラビア」といえる。

 アイドルの写真集といえば、男性が読むもの。その常識を覆すような、女性読者の目線を意識することが、現在の写真集のヒットに求められる要素のようだ。

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