今月30日にWBC世界ライトフライ級王座決定戦(東京体育館)に挑む元2階級制覇王者・八重樫東(31=大橋)が3日、横浜市内のジムで、大みそかにWBA同級王者を相手に世界初挑戦する田口良一(27=ワタナベ)と5回のスパーリングを行った。

 田口は「連打が速くてスピードに追いつけなかった」と、経験豊富な八重樫の動きに脱帽だった。それでも、すでに120回を超えるスパーリングを行うなど調整は順調。接近戦で連打を打ち込むなど、力強い動きを見せると「八重樫さんみたいに強弱をつけて、コンビネーションで攻めていきたい」と話した。