私の周りに同性愛の人もいませんし、自分にも直接関係ありません。ですが、テレビなどで同性愛の人を馬鹿にするのを見たり、フランスでの同性愛結婚合法化に強い反対があったりするのに接して、興味を持ちました。
個人的には、ある企業のルールとして「性別、人種、宗教や信条はもちろん性的指向によっての差別は許容しない」という文章を翻訳して、21世紀に「性的指向」はすでに「権利」であり、したがって、同性結婚も権利の1つであるという認識を持っていました。
この本は同性結婚やパートナーシップに肯定的な人々が書いていますが、それらに直接関係なくても、いまやそれは権利の1つだという確信を強化しました。
女性や黒人が国家のリーダーになる時代です。そういう時代に愛する人を同性に選んでも、異性に選んでも、それはどちらも生き方の1つだと思います。
実際に、パートナーシップで悩んでいる人にももちろん役立ちますが、私のように直接関係ない人でも、YouTubeなどで同性結婚を認める国がこの本の執筆時より増えていることに接して「関係ない」本ではありません。
やはり愛する人が突然重篤な病気があっても死の床にも呼んでもらえず、二人で築いた財産も相続できないというのはフェアじゃないと感じます。

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パートナーシップ・生活と制度: 結婚、事実婚、同性婚 (プロブレムQ&A) 単行本(ソフトカバー) – 2007/1/31
カップルのパートナーシップの形は、法律婚だけでなく、結婚を選ばない事実婚や、結婚を選べない同性間パートナーシップなど、近年、多様化している。だが、社会の理解や法的保護が不充分なため、そうしたカップルの権利を守ることができず、さまざまな問題が発生している。
本書は、実際の生活における問題点を取り上げ、その対応策を提案し、パートナーシップをめぐる世界的な動きを紹介しながら、新たなパートナーシップ制度を考える。
増補改訂版では、アメリカで同性婚が認められるなど、最近の世界各国における同性婚承認の動きや、日本国内では渋谷区や世田谷区での「同性パートナーシップ証明」の制定など社会的理解の進展を踏まえ、全面的に内容を改め増補した。
本書は、実際の生活における問題点を取り上げ、その対応策を提案し、パートナーシップをめぐる世界的な動きを紹介しながら、新たなパートナーシップ制度を考える。
増補改訂版では、アメリカで同性婚が認められるなど、最近の世界各国における同性婚承認の動きや、日本国内では渋谷区や世田谷区での「同性パートナーシップ証明」の制定など社会的理解の進展を踏まえ、全面的に内容を改め増補した。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社緑風出版
- 発売日2007/1/31
- ISBN-104846107019
- ISBN-13978-4846107017
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商品の説明
著者について
和光大学現代人間学部准教授。社会学。最近の業績に「『女性同性愛』言説をめぐる歴史的研究の展開と課題」『和光大学現代人間学部紀要』8(2015年)、『セクシュアル・マイノリティ白書2015』NPO法人共生社会をつくるセクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク監修発行/小島和子・杉浦郁子編(2015年)がある。
東京生まれ。早稲田大学第一文学部心理学専修卒業。1998年より、性同一性障害/トランスセクシュアル/トランスジェンダーの自助・支援グループ「Trans-Net Japan:TSとTGを支える人々の会」運営メンバー。和光大学非常勤講師(2005年~2011年)、神奈川大学非常勤講師(2013年~)。著書に『Q&A 性同一性障害って何?[増補改訂版]』(共著、緑風出版)、『Q&A 性同一性障害と戸籍』(緑風出版)など。
東京中野にあるセクシュアルマイノリティのためのコミュニティ、LOUD(ラウドwww.space-loud.org/)代表。主な著書に『Q&A同性愛って何?』(緑風出版)、『Q&A10代からのセイファーセックス入門』(緑風出版)などがある。
東京生まれ。早稲田大学第一文学部心理学専修卒業。1998年より、性同一性障害/トランスセクシュアル/トランスジェンダーの自助・支援グループ「Trans-Net Japan:TSとTGを支える人々の会」運営メンバー。和光大学非常勤講師(2005年~2011年)、神奈川大学非常勤講師(2013年~)。著書に『Q&A 性同一性障害って何?[増補改訂版]』(共著、緑風出版)、『Q&A 性同一性障害と戸籍』(緑風出版)など。
東京中野にあるセクシュアルマイノリティのためのコミュニティ、LOUD(ラウドwww.space-loud.org/)代表。主な著書に『Q&A同性愛って何?』(緑風出版)、『Q&A10代からのセイファーセックス入門』(緑風出版)などがある。
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トップレビュー
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2013年5月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2007年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
わかりやすく、かつ詳細で正確な記述がなされている本である。
社会学、法学といった領域の研究者のみならず、様々な領域の第一線で活躍している執筆陣が執筆しており、幅広い関心にこたえるものとなっている。
法的な制度とその背景や国際状況といった「手堅い」テーマを解説するとともに、地に足のついた日常生活上の課題にも対応しようという編集方針が感じられる。「生活と制度」というタイトルにうそはない。
日常生活で制度に直面する当事者のみならず、基礎的な勉強をしたい学生、さらには卒論やレポートのテーマとしてとりあげるのであれば、必読の1冊である。
社会学、法学といった領域の研究者のみならず、様々な領域の第一線で活躍している執筆陣が執筆しており、幅広い関心にこたえるものとなっている。
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日常生活で制度に直面する当事者のみならず、基礎的な勉強をしたい学生、さらには卒論やレポートのテーマとしてとりあげるのであれば、必読の1冊である。