ビルの中のオフィスで働いていたとき、給湯室にはたくさんお世話になっていました。
マグカップにコーヒーメーカーでつくられたコーヒーを注ぎにいったり、カップラーメンのお湯を入れたり、電子レンジでお弁当を温めたりと毎日のように使っていた給湯室。
けれど、席からちょっと遠かったりもしますよね。特に広いビルの中で働いている人にとってはちょっとしたお散歩。給湯室に辿りつくまでには、一度オフィスを出て廊下を歩いて、やっと到着なんてこともあるかもしれません。
それはそれで気分転換になるのですが、忙しいときには億劫なもの。
そうだ。すぐ近くに「給湯室」を作ってしまえ!
そんな考えをかたちにしたのは、ロシアのデザイナーTanya RepinaさんとMisha Repinさん。2人がデザインしたのは、縦に長く細くつくられたコンパクトな「小さな台所」です。
一番上の段には電子レンジ、コーヒーメーカー、電気ポットなどを置けるスペースがあり、天井部分にはマグカップなどをひっかけて収納も可能。
一枚板を入れればお皿を置くこともできるし、備品を入れてもいいですよね。
2番目と3番目の段は引き出し収納。コーヒー豆のストックを入れたり、ティッシュやおはし、カトラリーなどを入れておくのに便利。
鳥かペンギンの顔を思わせるデザインで、丸く優しい印象。
さすがに水道設備はついていないので、洗い物はできません。しかし、コンパクトにデザインされた「小さな台所」があれば、広くないオフィスにも置けるし、なんといっても席から近くなるので便利ですよね。
ナイスアイデア!