蓬莱の島通信ブログ別館

「すでに起こったことは、明らかに可能なことがらである」
在台日本語教師の東アジア時事論評あるいはカサンドラの眼差し

NHK「ジャパン・デビュー第1回」現象が起こす深刻な人権侵害3:元立命館大学教授・松田浩の暴挙

2009年08月19日 | 22世紀を迎えるために
(写真:2008年、ネットの問題を重大視せよと大陸で宣う元立命館大学教授・日本メディア総合研究所の松田浩/もしこうした人物にすら万一良心があるとしたなら、今年、NHKの問題などより、なぜウルムチ大虐殺の真相解明を求めない?)

1.NHKと虚言の流布が民主社会の市民の手で公然と行われる日本の悲惨
 今までNHK「ジャパン・デビュー第1回」の史実の捏造、歪曲、隠蔽を一部だが取り上げてきた。
 今ならまだ間に合う2─ NHK「ジャパン・デビュー第1回」の詐術(1))()(4上)(4中上)(4中中)(4中下)(4中下続)(
 NHKがパイワン族や日本統治世代の台湾人の証言を原意を留めないレベルまで恣意的に改竄して利用し、自分の表現意図に誘導したという「放送法」違反事案以外にも、これまで書いてきたように、明らかに史実を捏造、変造、隠蔽、歪曲した部分が番組の前半部分および今までの質問に対する回答の大半に見られた。しかも、現在の著作権保護著作Wikipediaなどを断わりもなく引用、使用し、また、そうしたWikipediaのような根拠の不確かな、参考にしかならない無価値な資料によって「人間動物園」などの一部研究者の学説を定説として放送した。
 さらに、「NHKジャパン・デビュー」現象も拡大している。前回はNHKと同じく、台湾の史料を使って公然と史料操作による虚像を作り上げる典型的な似権派「安禅不必須山水」の資料操作の手口について紹介した。”台湾の歴史など、もとから尊重する必要はなく、”エリート”の自分にはいくらでも”捏造”してかまわない”かのような、その左翼の若造が嬉々として流している言行は、ナチス中国と相同の奸佞邪悪な意思に満ちている。
 NHK「ジャパン・デビュー第1回」現象が起こす深刻な人権侵害:ブログ「安禅不必須山水」 
 さらに、今回のNHKの歴史捏造番組「ジャパン・デビュー」と総選挙を控えたナチス中国政党・民主党に関わる連合、日教組、解放同盟、日弁連などの既得権益グループの動き、共産党などの似権派の有象無象の動きはすべてナチス中国との連携と言う点で連動している。
 google:日本メディア総合研究所 松田浩 赤旗
 たとえば、NHKを従軍慰安婦番組で非難してきた「赤旗」は、手のひらを返したように最近はNHK「ジャパン・デビュー第1回」をすばらしい番組だと絶贊している。

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メディア研究者 松田 浩さん
 NHKスペシャル「アジアの“一等国”」は、日本が日清戦争によって「獲得」した台湾を植民地として統治した実相を、台湾総督府の膨大な資料と貴重な証言を元に明らかにした労作です。
 しかし、日本の戦前の植民地政策や侵略の歴史を全面肯定し、それへの反省を「自虐史観」と攻撃する一部勢力には、それが許せなかったのです。植民地支配の負の側面を伝えたことをもって、公平でない、いい面も伝えろというのは、歴史の検証を目的としたドキュメンタリーの本質を解さない批判です。
 問題なのは、日本軍「慰安婦」問題を扱った番組で、NHKにかつて政治圧力をかけた安倍晋三氏らの自民党国会議員グループが、またも介入に乗り出してきていることです。現状が番組改変問題を生んだ8年前の構図と似ているだけでなく、周到に仕組まれ、ファシズム的要素を強めてきているのが気になります。
 攻撃のねらいが、今回の番組だけにあるのではない点が重要です。日本の近現代を世界の視点で検証するという企画意図そのものを「偏向」攻撃で威嚇し、NHKを彼らのめざす思想動員に協力させていこうという思惑が透けて見えます。
(中略)
 右派勢力の攻撃による公共放送の危機は、同時に平和と民主主義の危機でもあることを銘記する必要があります。(「開かれたNHKをめざす全国連絡会」世話人)
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 変節漢・共産党とともに、ここに出ている元立命館大学教授の松田浩なる人物は、いわゆるナチス中国の「走狗(注:いわば御用犬、学者犬、お遣い犬)」である。大陸に招かれて嬉々として、根拠のない謬見をまくし立てている。 
 境外学者谈传媒使命:新闻学子享知识盛宴:记日本媒介综合研究所松田浩教授讲座
 この松田浩なる人物は、いわゆる「畜生(注:仏典の原意は”恥知らず”)」でもある。理由は言うまでもない。
1)「台湾総督府の膨大な資料~を元に」:大学教授のくせに自分が知りもしない台湾の資料をなぜNHKがきちんと精査したと言い、それを公共メディアに流すのか。知識を扱う者のそれが正しい態度か?自分で検証できないことをメディアで主張するのは知識人としてすでに犯罪ではないか?
2)「台湾を植民地として統治した実相を、台湾総督府の膨大な資料と貴重な証言を元に明らかにした労作」「歴史の検証を目的としたドキュメンタリー」:自分が知ろうともしない台湾の歴史を全く無視して、一方的にNHK「ジャパンデビュー」は「労作」だと絶贊している。本ブログで書いてきたように、他国の歴史を恣意的に書き換える行為のどこが、いったい「労作」「歴史の検証」なのか。この発言は台湾人と台湾社会に対する重大な人権侵害であり、「赤旗」はこうした人物の言を掲載して人種差別主義者の本質を露呈したと言える。また、この人物の出身が大学であるだけに、真理に対する重大な暴力である。
 こうした動きに連動する既得権益グループの動きは活発化している。当然背後には、ナチス中国の策動があると考えられる。ナチス中国は、番組放送直後から、日台の反応を冷酷に観察している。「二虎競食」の計は三国志の特許ではない。
 4月:日本NHK节目夸耀日本曾统治台湾引処ル怒(本文来自参考消息,原文地址:http://www.badingjie.cn)
 6月:NHK播放日本统治台湾纪录片 遭到日本右翼起诉
 ナチス中国は、日本のNHKや民主党を取り巻く似権派を教唆して、あらゆる機会をとらえて台日の離間を謀るとともに、日本と台湾国内での対立激化による両国の国力消耗を狙っていると考えられる。今回の日本の総選挙の結果次第では、こうした邪悪な意思が日本を覆うのは避けがたいかもしれない。

2.まだ残る日本の民主社会の常識
 しかし、こうした第3次世界大戦を企図するナチス中国シンパの偽善と虚偽に満ちた真理と民主主義の破壊行為に対して、「何かおかしい」と健全な反応を示す日本の民主社会市民の常識はまだ生きている。
 台湾の社会は、原住民を基準に考えれば、17世紀のスペイン人の侵略、その後のオランダ人の植民地化、続く鄭成功軍による虐殺と苛斂誅求、清朝時代の開拓民との闘争、日本統治時代の討伐と懐柔、国民党時代の差別という6層の外国人支配を受けてきた。ナチス中国流の「日本統治時代=悪」、「国民党時代=善」という図式は、複雑な台湾社会の歴史への暴力、蹂躙といえる。

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台湾歌壇がNスペに抗議 「排日的と誤解与える」
2009.8.11 07:57
 NHKスペシャル「シリーズ・JAPANデビュー アジアの“一等国”」が「台湾をよく知らない人に排日的だと誤解を与える」として、出演した台湾人、日台友好団体などから批判が相次いでいる問題で、台湾歌壇の蔡焜燦代表らがNHKの福地茂雄会長に対して抗議状を提出していたことが分かった。
 抗議状は60人の連署で、日本統治に関する番組の内容に訂正を求めている。抗議状に添えられた、日本語の和歌は以下の通り。
 日本人になり切らんとせる人等指し反日と言ふ現なるかや(鄭●耀)
 親日の台湾人に無情なる打撃あたへし君にくらしや(荘進源)
 帰国せし米寿を迎ふる吾が恩師のひとり暮しに思ひ走らす(游細幼)
 引き揚げの恩師見送る寂しさに拭ひし涙胸に残れる(李錦上)
 同歌壇は「万葉の流れを台湾にとどめたい」と昭和44年に台北で創立した。
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 「日本の教育あったから今の私がいる」…台湾の元師範学校生が語る (1/2ページ)
2009.8.14 22:08
 日本統治時代の「負」の部分をことさらに強調して取り上げたNHKスペシャル「JAPANデビュー アジアの“一等国”」(4月5日放送)に台湾からも批判が出る中、戦時中に台中師範学校で学んだ台湾人から、日本に感謝する声が上がっている。「日本人」として入学し、終戦直後に卒業を迎えるなど、時代に翻弄(ほんろう)された世代だが、「日本の教育があったから今の私がいる」と感謝の念を送っている。
 「あの時代の日本人による教育は、人としての品格を向上させたと思う。私の財産といえます」
 流暢(りゅうちょう)な日本語で語るのは、台湾総督府立台中師範学校第三期入学生の林(りん)永隆(えいりゅう)さん(85)だ。「日本でも台湾でも、若い世代があんな教育を受ける機会はもうないだろう」と振り返る。
 昭和14年に入学した林さんの同窓生は40人。日本人26人、台湾人14人だったという。2000人の受験生から選抜された“若きエリート”だった。
 午前6時の起床ラッパから始まり国語、漢文、英語とみっちり仕込まれた。「『平家物語』を暗記するなどして、日本のことや日本語をたたき込まれた。日本文学には今の日本のみなさんより精通しているかもしれませんよ」と林さんは笑う。
 もちろん苦しいときもあった。何十メートルも先を歩いている先輩を素早く見つけて、直立で礼をしなければならない。忘れると鉄拳が飛ぶこともあった。上下関係は特に厳しかった。「でもそうした経験も、今では良かったと思う」(林さん)。
 林さんらは「伊吹会」という同窓会を作り、筆の取れるうちにと、数年前に師範学校での生活などを日本語で小冊子にまとめた。
 《学寮でははしの上げ下ろしから歩き方、口の開き方まで事細かくしつけられた》《戦局は緊急を告げていたが、楽しい青春時代だった》…。授業の様子や思い出がつづられている。《当時、英語は100点満点の2点。戦争がエスカレートして敵性語の英語が廃止され、落第が免れホッとした》という“率直な”記述もある。
 日本の台湾統治時代をめぐって、NHKは番組で、日台間の格差と同化という矛盾を抱え、やがて皇民化運動で日本文化を強制したと放送。視聴者約1万人が損害賠償を求める訴えを起こしている。
 そうした「強制」を受けたという気持ちは林さんにはない。「今も思いだす歌は『荒城の月』や『はとぽっぽ』ですが、嫌だったという思い出はありません。同級生とも仲が良かった。日本人の先生は人格者が多かった」と振り返る。
 林さんは、司馬遼太郎の『街道をゆく』を日本語で全巻読破。今でも日本に親しみを感じている。「日本の教育を受けたことは誇り。死ぬまで日本を忘れることはないでしょう」と話している。(森浩)
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この世代は台湾の日本語教育では第0世代の方であり、日本語教育の原点の皆さんである。NHKは、番組で、こうした世代の日本語を完全に”植民地の言葉を覚えたもの”と軽侮し、尊厳を踏みにじった。その傲慢は許されることではない。

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パイワン人も提訴、原告1万人突破 NHK台湾特集訴訟2009.8.12 14:13
 NHKスペシャル「シリーズ・JAPANデビュー アジアの“一等国”」に出演した台湾人などから番組内容に歪曲(わいきょく)があったと批判が相次いでいる問題で、出演した台湾少数民族のパイワン人らが番組で、民族の誇りを傷付けられたとして、NHKを相手取った集団訴訟に原告として加わることが11日、分かった。原告数は提訴後も増え続け、1万人を突破した。
 訴訟に参加するのは、台湾南部のクスクス村のパイワン人出演者ら4人。番組では、1910年に開催された日英博覧会の写真に「人間動物園」の文字をかぶせ、《イギリスやフランスは博覧会などで植民地の人々を盛んに見せ物にしていました。人を展示する「人間動物園」と呼ばれました》などとするナレーションを、パイワン人へのインタビューとともに放送。「日本政府がパイワン人の実演を『人間動物園』と呼んだことはない」(訴状)と批判が出ていた。
 関係者によると、訴訟に加わるパイワン人4人のうち、2人は番組に出演。インタビューの際、「人間動物園」に関する十分な説明を受けておらず、単に写真を見て懐かしいと涙ながらに語ったシーンが歪曲されて伝えられたとしている。残る2人のうち1人は親戚(しんせき)が日英博覧会に実際に参加して、それが今でも自分たちの誇りであるにもかかわらずNHKに「人間動物園」とおとしめられ、名誉を傷付けられたとしている。もう1人はパイワン人の地元名士となる元郷長で、番組でパイワン人の名誉と誇りを傷付けられた-としている。
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 パイワン族の皆さんの抗議に明らかなように、NHKが外国の歴史を、日本国内の二項対立で歪曲、隠蔽、捏造したのは、極めて重大な人権侵害である。 
 台湾のネットでも、番組は話題になっている。しかし、見方はバラバラで、各人各様である。つまり、個人の依拠する視点によってどうとでも取れる内容ということであり、逆に言えば、番組の編成と資料に説得力のある十分な客觀性がなく、観客が個人の思い入れで適当に内容を見てしまう余地が多い似非「ドキュメンタリー」ということになる。
 さらに言い換えれば、それを見て、一定の史実や事実が浮かんでくるようなドキュメンタリーの構成ではなく、各人各様の読みができる小説のような内容だということである。何の先入観もない台湾の視聴者の感想がばらばらに分かれたことは、NHKのドキュメンタリーが客観的なドキュメンタリーではなく、主観的な宣伝だったことを証明している。 
 亞洲「一等國」日本語「殖民地」台灣
 大事なことは、しかも高い教育を受けた、NHKのような海外の番組を見る教養のある台湾人は誰もこの番組を、先に挙げた共産党の松田浩なる人物が言っていた「台湾を植民地として統治した実相を、台湾総督府の膨大な資料と貴重な証言を元に明らかにした労作」とはまったく評価していないということである。
 当然であろう、史実の歪曲が至るところにあり、教養ある台湾人が見れば、ある部分は納得してもある部分は当然あっていいはずの内容が全くない、つまり、台湾のことが十分に理解されていないということが番組の隙間から漏れ出ているということである。実は、その程度の説得力と内容しかない、資料の穴と墨塗りで出来上がった”労作”なのである。

3.「ジャパンデビュー第1回」現象を広げないために
 市民社会の自由と権利を守るために、「ジャパンデビュー第1回」現象をこれ以上広げてはならない。
 まず、簡単にできるのはメディアウオッチであろう。
 反日勢力を斬るさん:くたばれNHK!
 特集番組では、出演者が偏っていたり、市民代表と言いながら組合や共産党の活動家が入っていたりすることが多い。番組の編成も問題が多く、発言時間や順番に大きな作為があることが少なくない。
 もう一つは、市民のメディアを持つことである。

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真に影響力のあるメディアは?検索サイトの接触率は年代によって70%もの大差
ネットメディア接触率はいまだ年代によって大差
 新旧メディアの実態を把握することを目的として行われた「メディア力調査」は、今年2月のメディア接触状況調査と、昨年5月のメディア評価調査として、首都圏30km圏内で13~69歳の男女約800人を対象に行われた。
 メディアへの接触状況、メディアへの評価を性別・年代別に調査・分析した結果、若年層の新聞離れは否めないもののが、テレビ・新聞は依然として消費者への高い接触率を誇っている。全年代の平均値を見ると、テレビは95%以上、新聞は約80%を示しており、接触率の上位を占めている。
 一方、PC・携帯電話におけるウェブメディアへの接触率は、未だ年代によって大きな差が見られ、特にヤフーやグーグルなどの検索サイトにおいては約70%もの差が生じている。しかし、20代女性では、新聞への接触率と、PC・携帯電話におけるウェブメディアへの接触率は、ほぼ同じ60%程度となっている。
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 接触しているメディアの性質をよく知り、質を見極めるのは今後非常に重要である。全国メディアよりも地域に根ざしたメディアならば、市民メディアの活躍できる余地は大きい。東京から発信される新聞、テレビを地方へ上意下達している限り、次第に情報が生活から遊離し、ナチス中国の支配を避けるのは難しいが、大半が地方で取材した番組なら、特定国家が日本の市民を支配する力は非常に弱まる。自分の身近な情報を大事にする習慣をもてば、マスコミに踊らされることもなくなる。
 今、大学なども自分をメディアとして、発信力を持たせようとしており、たとえば学生などが記者になり地元企業、市民が協力すれば、県民単位のテレビと新聞そして出版社ができるだろう。東京で過当競争に苦しむメディア人材が地方で活躍できる場も生まれる。
 今回の選挙で、地元議員にメディアの在地化を働きかけてはどうだろうか。


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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2009-08-21 14:41:11
以前、私の会った台湾人のお爺さんは、こう言ってましたが‥

「昔の日本人は野蛮で悪かった。人を人とも思わない。でも今は、凄く善くなったよ。親切で優しい。」

あなた方こそ、おかしいんだよね。メチャクチャ歪んでる!
http://blog.goo.ne.jp/blogsamu
多様性を重視していただきたい (蓬莱の島通信ブログ別館)
2009-08-22 10:04:07
台湾の研究者が90年代の民主化時代以降指摘できるようになったように台湾の歴史から言えば、エスニックグループによって100人100様の評価が、清朝、日本、国民党の各時代になされるでしょう。国民党全盛期は、公式見解以外を話すと刑務所行きでした。
あなたがお話になった人のように
「昔の日本人は野蛮で悪かった。人を人とも思わない。でも今は、凄く善くなったよ。親切で優しい。」という意見もあるでしょう。私は旧日本軍の先住民討伐作戦に参加した元兵士の手記を読みましたが、その作戦は結果として無抵抗な婦女子の大虐殺でした。差別が当然の時代だったので、日本人と言えばやたらになぐる人だったというのもよく聞く話しです。日本時代が部分的に肯定されるのは、国民党時代の一般市民虐殺や政治犯殺戮があまりにも非道で、本省人と外省人の摩擦が大きかったからです。しかし、NHKの番組は、その点も「漢民族云々」に完全に書き換えています。
また、私の教え子たちは今の20代から50代ぐらいの日本人を「親切で優しい」とは言いませんね。むしろ、「礼儀正しくてよく働くというイメージを持っていたが、それは間違いで、すけべで、我儘で傲慢、こちらが親切にしてもそれを返さない」直接職場や留学先であった日本人に、そんなマイナスイメージを持っているのをよく聞きます。と言っても、日本語が好きだし、日本のドラマや文学を好んでいます。台湾の人は相対性を重視するので「あなた方こそ、おかしいんだよね。メチャクチャ歪んでる! 」というような一方的な決めつけ方や断罪をする人をいやがるでしょう。AかBかという二項対立思考しかできない人を、台湾語では「頭コンクリー」と言います。「バカ」という意味もあるし、「頭がコチコチ」という意味もあります。台湾の人の思考は、花田清輝が定義した楕円の思考です。

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