撮れたて箕面ブログ

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民間企業(阪急電鉄)派遣職員からのメッセージ第3弾

2013年03月05日 | 民間から学ぶ

民間企業へ派遣中の若手職員からのメッセージをお届けしています。

これまでのメッセージはこちら

最終回の今回は、阪急電鉄株式会社に研修派遣されている久保田さんです。

 

撮れたて箕面ブログをご覧の皆さん、はじめまして。
2012年4月から阪急電鉄に派遣中の久保田と申します。
箕面市から阪急電鉄への職員派遣は私が四代目で、前任の3名に引き続き、沿線の自治体と共同で旅客誘致を行う取組が主な担当業務です。

今回は担当業務の中から「阪急神戸線沿線観光あるき」と「阪急京都線沿線観光あるき」を通じて、業務の一部をご紹介したいと思います。

「観光あるき」は、阪急電鉄開業100周年の記念事業として、宝塚線沿線で始まりました。
沿線に点在している観光スポット(または観光資源になり得るモノ・コト)を鉄道で結び、各自治体内だけでなく鉄道沿線の広いエリアに魅力を発信していくという企画で、まち歩きコースの紹介や、地元ボランティアガイドさんの案内によるガイドツアーなどを実施しています。

(ガイドツアーの様子)

宝塚線沿線で始まった観光あるきを、2012年の秋から神戸線沿線と京都線沿線でも実施することとなり、私も担当として各自治体との調整や、まち歩きコースの作成、PRの展開に携わりました。

これまで市役所では、窓口業務やひたすらに数字と向き合う仕事ばかりでしたので、このような仕事は私にとっては未知の分野であり、とても貴重な体験ができていると実感する毎日です。

特に、この企画が始まる前には、各自治体が作成したまち歩きコースを、猛暑の中1日20キロ以上、下見で歩いたこともありました。ガイドツアーが始まってからも、お客さんを呼び込むため、3日連続梅田駅でパンフレットの配布を行ったこともありました。
そういった苦労を経て軌道に乗ってきた企画ですので、大勢のお客様のご参加があったり、お客様からの「よかった」という感想を聞くと、感無量といった感じです。

なお、この企画の立ち上げにまつわる様々な悲話や秘話は、阪急電鉄の社内広報誌にも掲載いただきました。写真右が私です。

(写真左は、私の前任者もお世話になった頼れる上司です)

 

●沿線・地域を豊かに

少子化、超高齢化社会、・・・。極めて厳しい社会環境へと変わりつつある中、鉄道事業者は生き残りをかけ、他社沿線との差別化を図りつつ、より魅力的な沿線づくりを行う必要があります。

そのためには何が必要か、どうあるべきか、どんな戦略でいくか、そもそも現状がどうなっているのか。阪急電鉄では、そういったことを社員がそれぞれ考え、自分なりにビジョンを持ち、将来の姿を描こうと日々業務に向き合っています。
地方自治体の職員にも同じことが求められるのではないでしょうか。箕面市を選んでいただくために、職員一人ひとりが、分析し、考える必要があります。
単に事業を計画(PLAN)し、実施(DO)するのではなく、その前段である分析や考察(SEE & THINK)に時間をかけることが重要であると阪急電鉄社内では言われています。その姿勢を忘れずにこれからの業務に取り組んでいきたいと思います。

残りの派遣期間についても、全力で仕事に取り組むのはもちろん、より多くのことを吸収し、今後の市役所生活の糧となるような意義のある時間にしていきたいと思います。

最後に1枚、阪急電鉄本社から見える風景をご紹介します。

ターミナル梅田駅から、扇形へ広がる沿線へ出発する“阪急電車”です。
『「安心・快適」、そして「夢・感動」』をモットーに今日も広い沿線をマルーン色の車体が走り回っています。

ではまた機会がありましたらお会いしましょう。ありがとうございました。

<民間企業に派遣されているみなさん、ありがとうございました!民間企業での貴重な経験を市役所の業務に生かしてね!

 

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